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御在所岳日記

中道上部のアカヤシオは大幅に開花が遅れている。それでも、開花前線より下では多数の花を咲かせており、楽しい花見の登山道になっている。

登山日
2011年5月3日木曜日
ルート
中道-御在所岳-一ノ谷新道

中道

写真1

時刻は6時30分だが、鈴鹿スカイラインの旧料金所は8割ほどの駐車。もう少し自動車の置き方に工夫があって良いと思うが盛況である。

書店に週間ふるさと百名山「御在所岳・霊仙山」が並んだ。良いタイミングだが、コースガイドに一ノ谷新道を選択したことは不適当に思う。急勾配で登山者は少なく、展望も限られる。

中道のオバレ石、地蔵岩、キレットではアカヤシオが一気に開花。7合目(標高1000m)以降は膨らんだツボミで赤く染まった。1080mが今日の開花前線。十字のクサリ場、テラス(1100m)まであと一息だが、例年に比べ大幅に開花が遅れている。中道での開花前線の標高推移は次図のとおり。

図1写真2
図2写真3

上図は滋賀県土山の平均気温(気象庁)を使用して、良好に開花した2005年と比較したもの。4月下旬に大きな寒波がなく幸いだったが、気温上昇は物足りない。開花が遅れている原因だろう。

写真4写真5
写真6写真7

以下は開花状況のメモ。朝日があたっている日蔭美人(地蔵岩)はようやく開花。ただ、今年は花数が極端に少ない。第4号杭、キレット周辺の開花は良好。土曜日は2輪だけだった木梯子上の健康優良児も沢山開花した。テラスの矮木も多数のツボミをつけた。開花まで2日ほどか。

一ノ谷新道

写真8写真9

雲と黄砂で青空を望めない。早々に一ノ谷新道を下山した。標識に「中級者以上」と書かれ、滑り台のような急勾配で、一部が荒れて足場が悪い。ストックで穴ボコだらけの状況には利用者の見識を疑う。

こちらの開花前線も1090mほど。常緑樹主体の道でアカヤシオは少ないが、標高を落とすと多数の花を付けている。登山道には観光協会の標識が随所に設置された。週末は山頂部のアカヤシオも開花しそうだ。ツボミと共に期待感も膨らむ。

行程表

6:34旧料金所
8:22富士見岩
8:36一ノ谷新道下山口
10:12旧料金所
(作成 2011.05.04)(最終改訂/書式等 2012.01.21)