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  3. 2010年8月15日

御在所岳日記

酷暑が続くけれど、鈴鹿の山は曇り空。展望と引き替えに涼しい山歩きを楽しんだ。

登山日
2010年8月15日日曜日
ルート
中道-御在所岳-裏道

記録

鈴鹿スカイラインの料金所跡で支度を始めると直ぐに自動車2台が到着、合計9台を数えて出発した。久し振りの山歩きが嬉しい。

8月9日の菰野町は局所的な豪雨があり、杉谷地区では橋が崩落したとのこと。登山道に被害がないか気に掛かる。湯の山街道の被災による温泉街の孤立を回避するため、湯の山温泉(ホテル向陽前)~鈴鹿スカイラインに橋が建設される計画があるとのこと。

写真1

料金所跡から西のスカイラインは災害復旧工事のため通行止。表道や武平峠への登山道もこの工事に伴い通行止。滋賀県側のスカイラインは復旧して7月15日に武平峠まで開通している。三重県側の復旧は何時になるのやら。

写真2写真3

中道を登って雲のなかに入る。展望はないが涼しくて良い。晴れて直射日光があれば下界と同様に暑いのだから。950mでタムシバの実が赤く変色を始めた。セミの鳴き声は聞こえない。アブやスズメバチに悩まされることもなく快適。ついでに登山者も少ない。盂蘭盆の真っ最中に登山など、罰当たりな人間は少ないのだろう。

写真4写真5

山頂遊歩道を巡ると長者池で仰天した。業務用の厨房機器を思わせる物体が池のなかに置かれている。調べるとチラシが出てきた。「御在所岳・山頂・長者池、中央に 金箔龍入賽銭箱」「新商品」「現品価格600,000円(税込み)」 ...

八大龍王と書かれたSUS304ステンレス製の賽銭箱を目掛けて小銭を投げ入れる趣向らしい。騒音でイモリ仲間達も安穏な生活を送れまい。竜神が棲む池の「中央に」賽銭箱を置いて良いものか。

写真6

アカトンボを全く見られない。盂蘭盆会、山にある祖霊と供に里帰りをしたものか。朝陽台から裏道を下山する。6合目崩壊地の巻き道など、2008年の土石流被害以降に復旧された登山道は、どこも落ち着いてきたように見える。天狗の踊り場跡に残された墓碑には献花があった。

藤内小屋の北側軒先の岩が撤去され修復作業がされていた。日向小屋跡の工事現場では、砂防堰堤のコンクリート構造物が姿を現している。一巡したところ、登山道に被害は見られなかった。

今月で、このサイトを書き始めて10年が経過した。

行程表

5:45鈴鹿スカイライン・料金所跡
8:07富士見岩(朝陽台)
10:19裏道下山口
12:00スカイライン
(作成 2010.08.19)(最終改訂/書式等 2012.02.12)