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御在所岳日記

山頂部の紅葉は終わった。裏道登山道の蒼滝不動から鈴鹿スカイラインの間は、橋が修復されて利用可能になっている。これで、裏道は全行程を通行できるようになった。

登山日
2009年11月8日日曜日
ルート
中道-御在所岳-峠道-鈴鹿スカイライン・旧道-三岳寺-裏道

記録

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蒼滝トンネル西口に自動車を置く。周辺の紅葉がきれいだ。少し時刻が遅くなったので、中道は家族連れなどでにぎにぎしい。

オバレ石でアカヤシオが季節外れの開花をしたとの新聞報道(11月3日、読売)があったが、見つけられなかった。台風18号(10月8日)による早い落葉が原因ならば、台風から3週間で開花したことになる。

2004年10月31日に馬ノ背尾根(山行記録)でアカヤシオの開花を見ている。この年は台風21号(9月29日)が琵琶湖西岸を通過して強風が吹いており、こちらは4週間ほどでの開花になる。

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いつも見上げるタムシバにはふかふかの冬芽、保温効果でもあるのか。隣のアカヤシオは堅そうだ。キレット以降では、紅葉はお仕舞いで冬の準備が整ったようだ。

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観光客に混じってスキー場を登り、三角点へ向かう。シカの糞がやたらと多い。奈良公園のようだ。長者池、御嶽大権現を巡り、武平峠に降りた。東へ降りると、昨年9月の大雨で一部が崩れた登山道も歩きやすくなっている。

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鈴鹿スカイラインを歩いて、最後まで残された崩壊現場へ行ってみる。裏道もそうだが、工事は土曜・休日は施工、日曜は休みらしい。今日は工事関係者の気配もない。

道路から見下ろす西多古知谷では堰堤工事が行われている。この工事は、スカイライン沿いの旧道からは見えない位置だ。道路上に搬入された重機や資材は堰堤工事用のものらしい。崩土は依然としてスカイラインに居座っていた。昨年10月の写真と見比べると、この崩壊自体は手付かずのようだ。どうやら、「復旧には平成23年3月末までかかる予定」(三重県四日市建設事務所)は間違いなさそうだ。

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三ツ口谷のダム下辺りは紅葉が鮮やかだった。透過光で見るカエデの葉にしばらくの間、カメラを持って戯れ遊んだ。

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温泉街を歩いて三岳寺まで行った。紅葉を背景にサクラが咲いている。ロープウエイ乗り場で暖かい大石焼を買って、昼食代わりに食べながら歩く。真ん中の緑色はサンショの葉だとのこと。1枚、150円也。

ロープウエイ建屋の南側を歩いて裏道1合目の標識へ行く。石段を登り、蒼滝不動から通行止が解除された裏道に入る。蒼滝への下り道にも通行止表示はなかったが、蒼滝遊歩道は復旧したのか。(追記 2014-08-09:裏道から蒼滝へは下りられるが、蒼滝下流側の遊歩道は通行不能。)裏道登山道は復旧しても、渓谷は削られ褐色になってしまった。蒼い渓流に戻ることを、この目で確認できる日は何時になるだろう。

行程表

8:00鈴鹿スカイライン・中道登山口
10:02富士見岩
11:24峠道下山口
12:04武平峠
12:12鈴鹿スカイライン
13:40三岳寺(13:40 - 13:48)
14:29鈴鹿スカイライン・裏道登山口
(作成 2009.11.09)(地図削除等 2014.08.09)