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  3. 2009年9月21日

御在所岳日記

下山路の裏道では、土石流対策の堰堤工事が始まっていた。

登山日
2009年9月21日月曜日
ルート
中道-御在所岳-裏道

記録

鈴鹿スカイラインは、料金所跡まで自動車で入れるようになった。天気は期待に反して曇り。念のために雨傘をザックに入れて、中道を登る。

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東風に乗り、御在所岳の斜面を雲が吹き上がって行く。時折、強い風を伴ってバラバラと雨音がする。局所的に岩やササが濡れ、地面に転々と雨粒の跡があるけれど、濡れることもなく上部のテラスに到着した。

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僅かにダイモンジソウの花。意外と大きいシロモジの実も落ちている。速い動きの雲間に青空が見える様になった。ボケ咲きのアカモノを見て、山頂三角点に向かう。

三角点からスキー場の斜面を降ると、東山頂に雲が湧き上がり、影と日向が激しく入れ替わる。ストックを片手にした登山者が登って行くが、剥き出しの石突で穴を開けていく。キャップを装着する位の気遣いは必要だと思うのだが。

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旧カモシカセンター前に戻ると、観光客に混じって白や紺色の装束の人がいる。今日は御嶽大権現の例祭(18日)ではない。答えは長者池だった。信者が20人ほど集い、祝詞のような言葉を祭主が唱えていた。

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撤去されたカモシカセンターの跡地に行く。廃材は片づいたが、歩道のコンクリートなど残されていた。

裏道を下山する。七合目まで降ると藤内小屋の槌音が聞こえる。六合目の下は滑りやすい斜面で嫌なところ。しかし、その先では、岩が割られ、穴が埋められ、登山道の整備が進んでいた。有り難いことです。

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藤内小屋の槌音は、モンペル小屋の組み立て作業だった。さらに降ると中道への迂回を促す表示があったが、そのまま裏道を砂防工事の現場へ進む。今日の工事はお休み、幸い、通行にはまったく支障がなかった。

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重機が置かれているのは日向小屋跡の僅かに下流側、左岸を削っている。工事の進捗によっては、通行不能になるだろう。

御在所ロープウエイのサイトにある「今日の一枚 2009.9.11 」に(もう、削除されたが)堰堤工事計画図の写真があった。この図によれば、日向小屋があった場所に巨大なパイプ堰堤が鎮座して、裏道は右岸を大きく高巻くことになる。

自動車に戻って出発すると、大粒の雨が窓ガラスを叩いた。良いタイミングだった。

行程表

6:23鈴鹿スカイライン・中道登山口
8:25富士見岩
10:38裏道下山口・9合目
12:16鈴鹿スカイライン・裏道登山口
(作成 2009.09.25)(改訂/書式等 2012.02.26)