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  3. 2009年4月12日

御在所岳日記

アカヤシオが咲き始めた。御在所岳を中道から登り、鎌ヶ岳からはアカヤシオ、イワウチワが咲く馬ノ背尾根を下った。今年は、思いの外、開花が早いようだ。

登山日
2009年4月12日日曜日
ルート
中道-御在所岳-鎌ヶ岳-馬ノ背尾根

記録

ほぼ満車の料金所跡に自動車を置いた。ここから先の鈴鹿スカイラインは通行止が続いており、駐車スペースは満車状態。今年は混雑しそうだ。見上げる長石尾根の北面には薄紅色の花が見える。アカヤシオが咲いた。

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中道登山道で最初に現れたのはミツバツツジ。既に、タムシバは散り始めている。そして、咲き始めたばかりのアカヤシオ。

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アカヤシオの開花は裏道への連絡路が分岐する標高700mまでと思っていたが、オバレ石(800m)を通過したところでも咲いている。5号塔の尾根へ確認に入ると、ここでも開花していた。前方の長石尾根は弥一ヶ岳のキレットまで薄紅色の花が見える。霞んでいるが、馬ノ背尾根や、雲母峰-鎌ヶ岳尾根の最低部に見える花もアカヤシオのようだ。

近年に比較して、少し開花が早い。昨年が裏年だったので、今年のアカヤシオは期待できそうだ。既に、沢山咲いているタムシバの白い花が先駆けのように思われる。

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展望台(850m)から振り返ると、青い屋根は日向小屋だろうか。小屋付近では土石流の対策工事が始り通行止らしいが、ここからは見えない。

キレットを通過し、胸突き八丁の坂を登るうちに、左側からエンジン音が近づいて来た。溝道から出て本谷を覗き込むと、防災ヘリコプターがホバリングしている。不動滝辺りで、何事かあった様子だ。検索すると、三重県の消防防災年報(平成17年度版)が出てきた。ここに、防災ヘリコプターの活動実績一覧表があり、山岳への出動記録も多数が記載されている。

山頂では、マンサク、タテヤマリンドウ、ショウジョウバカマの花を見る。蛭ヶ野から移植されたミズバショウが見頃。ザゼンソウも少しばかり。予想外に早いアカヤシオの開花に、今日は鎌ヶ岳経由で馬ノ背尾根に向かうことに決めた。

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峠道を下って武平峠から鎌ヶ岳に登る。峠付近では、アカヤシオの花芽が赤い。行き違う登山者を数えれば、御在所岳から9組、合計17人といったところ。鎌ヶ岳山頂に座る登山者の間を抜けて岳峠に降り、馬ノ背尾根を目指した。

カズラ谷道を分け、白ハゲに降りて岩塔北側から急下降する。足下に小さな標識を見て雲母峰への道を分けて馬ノ背尾根に入ると、直ぐに開花したばかりのアカヤシオが出迎えてくれる。

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尾根上では、常緑樹に占有されてアカヤシオを見られないところがあるが、北斜面では咲いている様子。尾根端部で北側斜面を下り出すとイワウチワの花が見られる。

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後ろ姿しか見たことがない馬ノ背不動。周辺の雑木が伸びて目立たなくなった。今日は、ヤブのなかを前に回り込んでみる。

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観音山遊歩道の第23番石仏の展望台に出て、階段道を三岳寺に下る。境内のサクラは満開。そして、芽吹いた葉が赤く西日に照らされて綺麗、この樹、何の樹 ...

行程表

7:29鈴鹿スカイライン料金所跡
10:09富士見岩
12:00武平峠
12:55鎌ヶ岳山頂
15:59三岳寺
16:35料金所跡
(作成 2009.04.15)(最終改訂/書式等 2012.02.26)