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御在所岳日記

中道・裏道の周回コースを歩いた。夏ではあるが、曇り空ならば、それなりに御在所岳も涼しい。

登山日
2008年8月10日日曜日
ルート
中道-御在所岳-裏道

記録

道の駅「菰野」に到着したのは日の出の時刻。車中泊は2台ほど。コンビニや温泉が近いので好都合かも知れない。障害者専用トイレでは蛍光灯が点滅して、わびしいものを感じさせる。道の駅としては最低クラスだと思うが、便利な施設ではある。

湯の山街道から鈴鹿スカイラインが分岐するところに片岡温泉600円とある。源泉掛け流しだが1000円だった。気付かぬうちに値下げしていたらしい。

写真1

料金所跡から中道を登るが曇り空で薄暗い。オバレ石の手前で下山者と行き違う。景色が見えない展望台では小鳥のさえずりばかり。されど、座り込むと涼しい。山頂まで前後して登った登山者達は蒸し暑いというけれど。このまま寝っ転がって、晴れたら下山してしまおうか。何時も思うことだが実行していない。

写真2写真3
写真4

タムシバの花芽と実。柔らかな花芽に比べ、実はかなりグロテスクだ。展望がないまま上部テラスに到着して、アカヤシオを覗き込めば細かな水滴。葉の縁にある細毛に朝の露が小さく光っている。

風は無いが雲の下の山頂はそれなりに涼しい。三角点で(も)ボーッしていると、小鳥に混じってシカの声が聞こえる。そして、霧の中に鈴鹿国定公園記念碑前のハゲ地が白く浮かんだ。今年は公園指定から40年とのこと。記念碑には「自然のままに美しく」と彫られているが、閻魔様が怖くないものか。

スキー場の斜面にはシカのフンが沢山ある。奈良公園の如し。早朝なら、落とし主に会うこともあるが、今日は遅かったかも知れない。

写真5写真6

草地の上で、数羽のツバメが超低空飛行を繰り返している様子を見ながら降りると、お化け屋敷のようだったスキーハウスが撤去されている。しばらく来ていないので知らなかったのか、記憶がぼやけているだけか。

写真7

この辺りの谷状地形は北谷(裏道)の源流。私は、自然のままに美しい御在所岳の山頂部を知らない。昭和34年のロープウェイ開通後、両親に連れられて来たとき、三角点付近には観覧車があったように記憶しているが間違いか。観覧車から琵琶湖が見えるという趣向だ。コンクリートの基礎が残っていたが何処へいったのか。

スキーハウス跡から直接に国見峠へ降りる。滋賀県側は青空が見えるが、三重県側は薄暗い霧に覆われている。藤内小屋辺りで晴れるまで、暑い思いをせずに下山できた。

行程表

5:31鈴鹿スカイライン中道登山口
7:50富士見岩
8:50スキーハウス跡出発
9:05国見峠
10:40鈴鹿スカイライン
(作成 2008.08.10)(最終改訂/書式等 2012.03.11)