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御在所岳日記

御在所岳にてアカヤシオの花見登山。中道上部や朝陽台の花は少ない。しかし、御岳大権現の北西面では随分と咲いてくれた。山頂西面を徘徊し、帰路の裏道ではニホンカモシカと出会った。

登山日
2008年5月4日日曜日
ルート
中道-御在所岳-裏道

中道

鈴鹿スカイラインの料金所跡を6時出発。時折、登山者と出会いながらオバレ石、ここからアカヤシオが残っている。

写真1

地蔵岩付近から中道上部を見上げる。岩壁基部(1100m)にアカヤシオの花があり、テラスには既に登山者の姿が見える。朝寝坊常習者としては見習いたいところ。7合目標識が置かれた北谷の展望台を過ぎると見頃の花になるが、今年は花の密度が低い。北谷から雲が這い上がって来た。

写真2写真3
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真っ白になった中道を登るが、テラスに到着した頃から雲が晴れる。アカヤシオの斜面が霧中から現れる様を眺めて惚ける。先週はサッパリだったテラスから上でも開花したが、終点・富士見岩付近での花の少なさよ。朝陽台でも少なめ。

御在所岳

写真6写真7

ところが、三角点から眺める御岳大権現の北西面は花盛り。昨年の写真と比べると、今年の方が良い。国見岳の南西面にも花が多くて心惹かれるが、今日のテーマに取りかかる。

滋賀県側に咲くアカヤシオの範囲はどれほどか。北西尾根(上水晶谷左岸尾根)を三角点から見下ろせば、県境から僅か100mで花がない。しかし、西尾根(1047mに向かう尾根)や郡界尾根(東近江市-甲賀市境界尾根)の様子は見えない。郡界尾根を下り、アカヤシオの下端を追って、御在所岳の西面を北上してみる。

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御岳大権現の裏から郡界尾根を下る。ササが刈られて道が出来ている。放っておけば良いものを。魚止谷源流が現れる1130mくらいでアカヤシオは見えなくなる。峠谷右岸尾根との分岐まで下って引き返し、魚止谷右岸から西尾根へ北上する。アカヤシオの下端位置は同様。シャクナゲのツボミが少ない。

写真10写真11
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黒谷源流部へ向かう。アカヤシオ下端は1100m。中途半端な斜面を横断するので足下が悪い。北西尾根に登るがアカヤシオはさっぱり。その下端は1180m。背後の御岳大権現は花盛り。この差は何か。ヤブ漕ぎに疲れたので今日はお仕舞い。裏道を下山する。

裏道

15時を過ぎて、裏道を下山する登山者はまばら。さすがに、7合目付近のアカヤシオは元気がない。

写真14写真15

6-5合目間のスギ林にて、何かを感じて左を見るとカモシカがこちらを見ていた。距離は10m余り。何食わぬ顔で通り過ぎ、カメラを出して感度を上げる。何故、暗い場所でばかり出会うのか。顔の方向は地面、視線はカモシカで引き返し、シャッターを切った。逃げない。中望遠のマクロ、使ってもOKですか。小ジワが目立ちますけど ...

レンズを交換しようとすると振られてしまった。カモシカは奥へ消え、靴音がうるさい二人組と入れ替わる。追っ払いたい心情なり。日向小屋ではフジの花が咲き始めた。

行程表

5:55鈴鹿スカイライン中道登山口
9:18富士見岩
15:27裏道下山口
16:18カモシカにさようなら
17:13スカイライン
(作成 2008.05.05)(最終改訂/書式等 2012.03.17)