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御在所岳日記

アカヤシオの季節。御在所岳・中道を登り、帰路は鎌ヶ岳・長石尾根をのんびりと歩いた。その尾根の末端・弥一ヶ岳はアカヤシの花盛りだった。

登山日
2008年4月20日日曜日
ルート
中道-御在所岳-武平峠-三ツ口谷-長石尾根-弥一ヶ岳-長石谷登山口

中道

写真1

7時過ぎに鈴鹿スカイライン料金所跡に到着した。既に南側は満車で、多くの登山者で活気づいている。見上げる長石尾根の末端・弥一ヶ岳にアカヤシオの花が見える。帰路は長石尾根と決めて、中道に向かった。

家族連れや高校生など、今日の中道には登山者が多い。登り始めるとミツバツツジが咲いており、間もなくアカヤシオの花に入れ替わる。

写真2写真3
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中道の650m付近でアカヤシオが現れるものの、何故か700mから800m(オバレ石)までの常緑樹帯では見られなくなる。日当たりが悪いためか。この間のアカヤシオ不在が寂しい。

開花している花は、地蔵岩を過ぎて「第4号杭」の標識付近まで。登山道周辺に限れば、花はキレットに達しておらず、895m位が開花前線だった。花数は少なく、裏年との思いもあるが、ツボミもそれなりの数が膨らんでいるように思える。

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写真は、木梯子を登ったところ(950m)にて、先行して開花したタムシバの花と、膨らむアカヤシオのツボミ。来週には、ここもアカヤシオは開花しているはずだ。

写真8写真9

溝道終点の穴は少し拡大している。登山者によれば、クサリがあった岩の上段が崩れ落ちたのは3月下旬とのこと。中道終点の富士見岩では、既にロープウェイでの観光客が歓声を上げていた。

山頂部でも、アセビ、ハルリンドウ、ショウジョウバカマが咲き始めた。昨日の行方不明者の捜索で、鎌ヶ岳には防災ヘリコプターが飛来している。

峠道

峠道を下ると1000m付近には赤いツボミ。されど、武平峠(877m)周辺での開花はわずかに過ぎなかった。

長石尾根

写真10

鎌ヶ岳山頂には行かず、赤ガレから三ツ口谷へ下り、立派な標識で長石尾根に乗る。

標高900m辺りだが、既にアカヤシオは開花している。ここから、尾根全長の約7割が開花前線の下になる。中道とは異なり、鎌ヶ岳東面の緩やかな勾配の尾根は花の道となる。

見頃の花は800m付近から下にあった。緩やかに尾根を下って、三ツ口谷への下降ポイントまで来るとハルリンドウを見る。ここから、弥一ヶ岳への登りに変わり、キレットに飛び出して、北面にガレ場を持つ最高点へとアカヤシオは続く。

写真11写真12
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北面を急下降し、2つめの電柱(3本組)を過ぎた600m付近で花と別れた。植林帯の下りになると長石谷登山道と出合うので左へと道を取り、鉄橋を渡って登山口に着く。長石尾根の道は明瞭だが、現在はこれといった標識が見当たらない。

行程表

7:20鈴鹿スカイライン料金所跡
10:10富士見岩・到着
12:04武平峠
12:46赤ガレ
15:22長石谷登山口
15:33料金所跡
(作成 2008.04.23)(最終改訂/書式等 2012.03.17)