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御在所岳日記

稲刈りを終えて、ひと心地が着いた。平日、晩夏の寂しい中道を往復する。

登山日
2007年9月4日火曜日
ルート
中道-御在所岳-中道

記録

ゆっくりと朝寝坊をして、鈴鹿スカイラインの料金所跡に到着すれば、置かれた自動車は9台。蒼滝大橋の東側も満杯だったので、平日にしては結構な数の登山者が入っていることになる。ここのところ猛暑は一段落。ツクツクボウシが夏の終わりを告げている。

背後から斜面を吹き上がる風があり、木陰では結構涼しかったりする。それでも、オバレ石まで33分、暑くてペースは上がらない。やがて、その風も何処かへ消えてしまった。展望台の岩上で休んでいるオヤジさんと言葉を交わして地蔵岩へ。暑いし、雨が心配なので、今日はここまでとのこと。

写真1

見上げればタムシバの実が膨らんで拳のよう。薄暗い登山道でピンボケ写真を量産しながら登る。こんな日に出会う登山者はベテランばかりか。アキノキリンソウの名前を教えてもらう。その花も、ツクバネウツギも、みんなピンボケ。分かっちゃいるけど、やめられない。デジカメならば尚更のこと。

足下の赤い実はウスノキか。口に含んでみたくはあるが、人通りの多いところだけにためらわれた。ついでに、ホツツジもピンボケだったりする ...

写真2写真3

山頂部の長者池には、今年もオタマジャクシがいっぱい。昨年閉館したカモシカセンターでは解体作業が始まっていた。

テラスまで降りると全くの無音。虫の羽音さえ聞こえない。ただ、遠いジェット機の轟音だけが、現実世界とのつながりのようだ。ここは、もう秋だと感じながら、中道を、夾雑物が混じり込んだ夏の大気の中へと下った。

行程表

10:41鈴鹿スカイライン料金所跡
12:57富士見岩・到着
14:47富士見岩・出発
16:21料金所跡
(作成 2007.09.08)(最終改訂/書式等 2013.08.24)