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御在所岳日記

中道のアカヤシオは、胸突八丁の登り坂(溝状の道)の途中、1050m付近まで。山頂部の開花までは、もう少し時間が必要なようだ。

登山日
2007年4月29日日曜日
ルート
中道-御在所岳-表道

中道

鈴鹿スカイラインの料金所跡に自動車を止め、早朝の大気に身をさらす。長袖とはいえTシャツ一枚では寒いが、すぐに暖まるだろう。あとで上着を脱ぐのも面倒なので、我慢して出発する。鈴鹿のほかの地域にも出かけたいが、今年もアカヤシオの花に付きあうことに決めた。開花から3回目の日曜日。また同じルートを歩く。

中道を登れば逆三角形に深くえぐれた雨裂の道は閉鎖され、左手に迂回するよう標識が出ている。しばらく歩くとアカヤシオが散っており、もう樹々の花には精彩がない。右から太陽が昇り樹々を朱く染めた。早起きは良いものだ。

写真1

先週はほとんど花がなかったオバレ石だが、今日はたくさん咲いている。写真を撮ってみるが、まだ朝の光は弱々しい。

写真2

見下ろす平野には一斉に水田が現れた。この連休は菰野の町も代掻き、田植えで忙しいだろう。

写真3

オバレ石からキレットまでアカヤシオの花が見頃。この付近ではタムシバの白い花はもう見えない。

写真4

木梯子を登れば先週のツボミは開花して派手な装い。立地条件がよいのか。タムシバも咲いている。しかし、この上の北谷の展望台まで登ると、まだ花は少ない。ここから見上げる中道のアカヤシオを期待して来たのだけれど、意外と開花が遅い。

結局、中道のアカヤシオの開花は、この先の1050m付近まで。先週はキレットの少し上まで開花していたので、一週間で100m余りしか開花前線を上げていない。昨年の様子から200mを期待したのだけれど。

写真5写真6

中道上部のテラスから見下ろす斜面にも花はなし。アカヤシオのツボミは膨らんでいるが、もう少し時間が必要らしい。

山頂・表道

富士見岩で赤く膨らんだツボミを見る。旧カモシカセンター南側の遊歩道では毎年アカヤシオの開花が早いのだが、ここも中道のテラスと同様にツボミを赤く膨らませているだけ。4月29日なら開花させていた年も多いのだけれど。春の花は早かったが、アカヤシオはそれほどでもないらしい。

写真7

急勾配で足元も良くないが、下山が手っ取り早いので表道を下る。芽吹くまでは展望も良い。東多古知谷を渡るところで赤いツボミ。こちらも1050m付近から開花していた。三ツ口谷の入り口に立ち寄ってお仕舞いにする。

夫婦だろうか、何組か登ってくるのに出会った。たいがい亭主の方がくたばっているのは世の習いというものか。

行程表

4:55鈴鹿スカイライン・料金所跡
7:34山頂・富士見岩
8:43表道下山口
10:07表道登山口・石鳥居
10:35料金所跡
(作成 2007.05.01)(最終改訂/書式等 2013.07.28)