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御在所岳日記

鈴鹿の山々でも紅葉が始まった。いつものことで、中道から裏道へと巡る。されど、山は霧の中。昨日は快晴だったのだけれど。

登山日
2006年10月22日日曜日
ルート
中道-御在所岳-裏道

記録

料金所跡の自動車は数えるほど。準備していると登山口のことなど聞かれる。昨日の気象情報によれば、昼前から雨との御託宣。それ正解デスと言わんばかりに、見上げる山頂は雲の中。日の出から15分、まだ薄暗い。長袖のTシャツで中道を登る。

それにしても空が暗い。水墨画のような濃淡の世界。見下ろす温泉街には、まだ明かりが輝いている。こうなると心も沈み込む。変色した樹々は、ただの枯れ葉のよう ...

写真1

ようやく、地蔵岩の足下で鮮やかな色彩を見つけた。しかし、このあたりから霧の中に入る。遠方が見えないので、近いところで色彩を探す。

黄色時に赤テープを巻きつけた真新しい目印も、この色彩だったりする。国定公園協会の標識にまで巻き付けてあるのを見ると、子供連れだったのか。

写真2
写真3

山頂も霧の中。紅葉の様子など分かりはしない。三角点から引き返すと、ロープウェイからの観光客が意外なほどに多い。皆、霧の中だけど。「紅葉の御在所を撮影する会」などとアナウンスが聞こえるが、無理でしょう。視界は10m位しかなかったりする。カモシカセンターはどこかと聞かれる始末。

写真4
写真5

裏道を下った。北冷水のカエデは黄変しているが、まだ紅くない。天気予報が変わったのか、こちらも意外なほど多数の登山者が上がってくる。実際、ほとんど雨に降られることは無く下山できた。

時間に余裕があったので、鈴鹿スカイラインをウロウロする。武平峠西口には、甲賀市商工観光課の案内図が設置されている。見ると、浦谷橋園地(旧料金所)から雨乞岳への一般登山道が書き込まれていた。稲ヶ谷の登山道と山頂まで30分のところで合流しているようだ。しかし、浦谷橋園地に行ってみたが、一般登山道らしいものを見つけられなかった。もう少し熱心に探すべきだったか。

写真6

三重県側に戻り、鳥居道駐車場に自動車を止めると、湯の山温泉バス停へ行くという登山者のグループに呼び止められた。東海自然歩道を歩いているのだろうと思ったが、私の思い違いだった。御在所山頂から裏道を下山して、鈴鹿スカイラインに出たところで道を間違え、こんなところまで来てしまったようだ。実際は、スカイライン(蒼滝大橋)の下へと裏道は続いているのだけれど。

どう見ても道を間違えたと思われる登山者を、蒼滝大橋で呼び止めたこともある。大きな標識が欲しいところだ。グループを所望のところへ送った。廃車寸前の自動車だが、5人乗りで無事に走れたから、当分大丈夫だろう。

なお、今年も11月10日に「綿向山の日」をやるらしい。武平峠西口に看板があった。

行程表

6:18鈴鹿スカイライン・料金所跡
8:31富士見岩
10:25裏道下山口
12:08鈴鹿スカイライン・裏道登山口
(最終改訂/書式等 2013.09.15)