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  3. 2006年5月28日

御在所岳日記

山頂部ではアカヤシオと同様に、シロヤシオもほとんど花を付けていない。そして、ドウダンツツジは気配すらない。寂しい山頂だった。

登山日
2006年5月28日日曜日
ルート
中道-御在所岳-中道-一ノ谷

記録

雨が止むというので、遅れて中道へ。されど想定外。何故か鈴鹿スカイラインの料金所跡は満車状態なり。9:53、ようやくスカイラインから中道へ入った。

写真1 立岩

風があって涼しいが、ペースは上がらない。日頃の不摂生と引き替えだから仕方ない。幼児連れの登山者に驚きつつ(体力あるなぁ)、オバレ石を通過。久しぶりに立岩へ下ったが、この曇り空では新緑が冴えない。

キレット通過、木梯子通過、北谷の展望台も通過。登っても、登っても、シロヤシオの花がない。ようやく足下にその散華を見れば、右手に赤い花。ササをかき分け写真を撮る。あとから来た若い登山者に花の名を聞かれた。「シャクナゲでしょう。」

写真2 シャクナゲ

人に聞かずとも、私はこの花の名を知っている。40年以上前、父親がハト峰とか、猫岳とか言うところから取ってきて、裏の庭に植えた。しばらくは咲いていたが、やがて枯れてしまった。子供の目には、ただ陰質な、場に不釣り合いの不気味な花でしかなかった。山の花を取ろうとは思わぬ。

上部岩壁の北面、岩のテラスにて、シロヤシオの花に出会った。弱々しい。昨年の今頃はこんな感じだったのだが。(山行記録 鈴鹿:国見岳 2005年5月29日

写真3 ヨウワクツツジ
写真4 チゴユリ
写真5 シロヤシオ

山頂のシロヤシオは数えるほど。そして小さい。開花が遅れていると言うより花がない。タテヤマリンドウも花を閉じたまま。長者池にも気配なし。その代わり、頃合いにぶら下がった葉脈に見入ってしまう。

下山が遅くなったので中道を引き返した。キレットからは一ノ谷の炭焼きの道(と思っている)に降りた。ほとんど人と出会わないが、比較的に良く踏まれている。しかし、曖昧なところにも目印の類は無い。沢沿いになるところに、「この先 線路点検路」の標識が立てられていた。ようやく登山者対策が取られたようだ。

写真6

行程表

9:53鈴鹿スカイライン・中道登山口
12:34富士見岩
15:51富士見岩
16:52スカイライン
(最終改訂/書式等 2013.09.15)