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御在所岳日記

花を求めて鎌ヶ岳と御在所岳へ。今年、初めて鈴鹿の山をまともに歩いた。

登山日
2005年4月17日日曜日
ルート
三ツ口谷左岸尾根(日蔭尾根)-鎌ヶ岳-御在所岳-中道

鎌ヶ岳

写真1写真2写真3

鈴鹿スカイラインの料金所跡に自動車を置いて三ツ口谷へ入った。手が届きそうなところにタムシバ(コブシ?)の白い花に咲いている。砂防ダムのバックウオーター沿いに道が出来るなど、付近は良く整備されている。

三ツ口谷の左岸尾根(日蔭尾根)末端を乗り越す道に入り、尾根の北側から取り付こうとすると、ここにはイワウチワの花。

このルートを初めて歩いたのは、まだ3年前のことだが、その間にも踏み跡が明瞭になったように思う。この尾根で人に出会ったことはないが、昨日は誰か歩いたようで足跡が残っていた。

展望が広がって、尾根上に風化した花崗岩が現れると、足下に気を使いながら岩上にルートを求める。ここ1~2年で邪魔な樹が切られており、歩きやすくはなったが、手がかりなる樹まで切られてしまったようだ。これ以上、切らなくても良いだろう。アカヤシオのツボミは、まだ堅い。

膝丈のササに踏み跡が消え、最後に左の尾根上の切り開きを登る。切られた樹の切り口からは樹液があふれ出ている。そして、最後の背丈を超えるササヤブも新たに切り開かれており、何の苦もなく武平峠からの県境登山道に飛び出す。放っておけば良いものをと思う。ペンキとテープで仕上げということにならぬように願う。

鎌ヶ岳の山頂に立ち寄った。雨乞岳やイブネの山頂には、わずかに残雪が見える。武平峠へ降りる登山道ではバイカオウレンをよく見かけた。(写真3)

御在所岳

写真4写真5

良い天気だ。足は反対意見なのだが、やはり御在所岳も歩きたい。アクビをしながら峠道を登る。暑いほどだが、風が涼しくて嬉しい。

長者池では、ミズスマシが同心円の影を水底に広げている。止まることを知らないように水面を滑っている。古いガイドブックの山頂案内図には、「長者池スケート場」とあったが本当か。こんなところをヒトが滑ろうとしたものか。

記念碑は「大自然 自然のままに美しく」だったかな。もう、ハルリンドウが咲いている。三角点でひと休みして中道を降る。

キレットを通過した頃、背後にヘリコプターの音がした。鷹見岩の向こう、表道のあたりか。日曜日の御在所岳でヘリコプターの音を聞くなど、ロクなことではない。

地蔵岩の下ではアカヤシオのツボミがふくらみ始めた。そして鈴鹿スカイラインに近づくと既に咲いている。(写真5)今年はサクラの開花が遅かったが、アカヤシオはあまり遅れないかも知れない。

行程表

7:25鈴鹿スカイライン・料金所跡
10:31鎌ヶ岳(10:31-10:54)
13:20御在所岳(13:20-13:58)
16:13料金所跡
(最終改訂/書式等 2013.09.07)