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  3. 2004年9月3日

御在所岳日記

一ノ谷新道を下山し、登山道周辺の奇岩、鷹見岩、大黒岩、そして恵比寿岩を見る。

登山日
2004年9月3日金曜日
ルート
中道-御在所岳-一ノ谷新道

記録

写真1写真2

午後から時間ができたので、体力維持のつもりで中道を登り、一ノ谷新道周辺の岩を見ながら降った。

鈴鹿スカイラインの料金所跡に到着したのは13時頃。駐車している自動車は9台。そのさきの路肩にも5台。平日だが天気が良く、かなりの数の登山者が山に入ったようだ。

登り始めると、さっそく下山者とすれ違った。仕事をリタイヤした世代の人が多い。十数年後には私も同じように登っているのだろう。

もっとも、いまのところは枯れる様子もなく、ビヤ樽と化した肉体は汁気たっぷりである。大汗をかいて登っていると、帰りは「ロープ」ですかとオバちゃんに冷やかされた。まあ、仕方ないか。

登り始めて30分でオバレ石を通過。定刻通り。キレットでは涼しい風が吹いている。

いつものように急坂を登って北谷の展望所で一休みする。遠くで小さくセミの鳴き声。もう、アカトンボは里へ降りてしまったか。日差しは強いが、日陰に入るとひんやりする。ススキの穂が目立ち始めた。

写真3 鷹見岩写真4 大黒岩写真5 恵比寿岩

上方で人声がする。登っている人もいるようだ。結局、富士見岩で若者5人のグループと出会った。あいさつの声が気持ちよい。中道で出会った下山者は19人なり。

山頂公園には意外なほど観光客の姿が目立つ。朝陽台で花を探すとウツボソウが残っていた。(写真2)

下山路は一ノ谷新道とした。大黒岩への道を左に分けると、急勾配でグングンと下降していく。

そんな斜面から、前方に鷹見岩が見える。岩上で羽を休めているタカに見えなくもない。(写真3)そして、背後の高いところには大黒岩が鎮座している。(写真4)

鷹見岩が近付くと勾配も穏やかになり、西からは東多古知谷の水音が聞こえてくる。このあたりの樹間から東を見ると、恵比寿岩が見えることに気づいた。位置からみて、これに間違いないだろう。(写真5)

鷹見岩は一ノ谷新道が通る尾根上にあるが、恵比寿岩はその東斜面に位置している。ロープウエイや大黒岩からはこの2つの岩が良く見えるのだが、ここから恵比寿岩を直接に見られることを知らなかった。

一ノ谷新道は駐車地へ戻るには手っ取り早い登山道だが、鷹見岩以降は展望が無く、這いまわる根に気を遣いながらの降りになる。

残された靴跡に、今日、この道を利用した登山者の数を推し量ってみる。せいぜい2~3人かな。

ようやくキノコ型の岩に出会い、尾根を北へ降りて御在所山の家に到着した。料金所跡には取り残されたように自動車が1台。夏の終わりの一日だった。

行程表

13:11鈴鹿スカイライン・中道登山口
15:12富士見岩
15:50一ノ谷新道に入る
17:25鈴鹿スカイライン・御在所山の家
(最終改訂/書式等 2013.09.01)