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CTY-NETが海外からの接続を遮断した

最近、グーグルで検索しても当サイトのトップページなどが表示されない。

予備の michikusa.jp にある分室ばかりが表示される。

奇妙に思っていたが、当サイトのデータを置いたCTY-NET(四日市市)が海外からの接続を遮断していることを知って納得した。この遮断により同社のホームページサービスの利用者は不利益を被ることになった。

1 接続遮断の告知

CTYホームページの海外アクセスからの接続遮断について」が告知されていた。

内容は、2024年1月25日からURLに http://www.cty-net.ne.jp/ が入っているページへの海外からのアクセスを遮断するというもの。

この結果、世界に向かって開かれていたインターネットが、海外からは接続できない国内情報通信網となって利用者に残された。利用者の選択ではなく、プロバイダーが一律に海外からの接続を遮断して利用者の手足を縛るに至っては、もはやインターネットを名乗る資格があるのか疑問に思う。

2 影響

現状、困っていることはグーグルのサービスを利用できないことだ。検索エンジンのクローラが遮断されたらしく、検索してもトップページさえ表示されなくなった。検索エンジンのシェアが8割あるグーグルに表示されないと、Webサイトの存在を認識してもらえない。

Google Search Console や PageSpeed Insights は機能しないし、Internet Archive で Save を試すとタイムアウトする。これも接続遮断が原因だろう。

CTY-NETの申し込みフォームなどがある http://www.cty-net.ne.jp/ を海外からの攻撃より保護することの必要性は理解できる。

しかし、同社がこのURLを使用せざるを得ない下位フォルダのホームページサービス利用者まで接続遮断の道連れにして、何の対策も示さずに「ご理解ください」はどうかと思う。www2、www3 … www7 などは遮断対象になっていないので、一部の利用者(おそらく古くからの利用者)だけが不利益を受けている。

検索エンジンは Bing が機能しているようなので、しばらくは様子を見よう。海外からの接続遮断が緊急に必要なことであったなら、追って利用者の不便を解消する措置が取られるに違いない。

3 記録(2024.05.07 追記)

現在、グーグルを使って「鈴鹿山脈/登山日記 site:cty-net.ne.jp」で検索すると、「鈴鹿:尾高山 2010-11-23 - 登山日記/山行記録」1件だけが表示される。

なお、CTY-NET はグーグル検索に表示される。無理心中に巻き込まれて死んだが、巻き込んだ本人は生きていますという感じで、とても迷惑だ。

プロバイダーが海外からの接続を遮断している事例を探してみたが、CTY-NETのグループ企業であるCNS(鈴鹿市)が同様に遮断していること(CNSホームページの海外アクセスからの接続遮断について)を見つけただけだ。

なお、SAKURA internet の「レンタルサーバーが国外からのアクセスをブロックする理由」が出てきたが、特定ファイルに対する接続を遮断するもので、海外からログイン画面に接続できなくなるなどの制限はあるが、Webサイトには接続できるとのことだ。

古い記事だが、マイナビニュースの「アクセスできないのは自分だけ? サーバの死活状況を確認できるサービス5選 2018/12/23」を見つけたので、紹介されている「Down For Everyone Or Just Me」を試してみると、

cty down

海外から見た http(s)://www.cty-net.ne.jp/ はダウンしているとのこと orz

cty up

http://www3.cty-net.ne.jp/ は生存しているね。

4 記録(2024.05.11 追記)

グーグルを使って 鈴鹿山脈/登山日記 site:cty-net.ne.jp で検索しても検索結果を表示しなくなった。「一致する情報は見つかりませんでした。」とあり、何者かが釣りをしているアニメが表示されるだけだ。CTY-NET が海外からの接続を遮断して107日が経過している。

今後は site:http://www.cty-net.ne.jp/ の検索結果の推移を観察してみよう。今日は表示結果の下端に「最も的確な検索結果を表示するために、上の 28 件と似たページは除外されています」と表示される。今後はこの数字が減少していくのだろう。

(作成 2024.05.04、追記 2024.05.11)